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【オーストラリア(AUS)中古車輸出ガイド】市場動向と人気車種、スムーズな手続き方法を解説!

公開日:2024/06/24  更新日:2024/06/28

オーストラリアは、広大な国土と多様なライフスタイルを持つ国です。

そんなオーストラリアでは、中古車市場が大きな盛り上がりを見せています

この記事では、オーストラリアへの中古車を輸出したいあなたのために、市場の最新トレンド具体的な人気車種、そして輸出成功のためのステップを解説いたします!

なお、トレンドや人気車種も大事ですが、それらをお伝えする前に、その国土や国柄を知っておくことで、今後のオーストラリアでの市場トレンドや人気車種などの情報を掴むヒントになり得ます

まずは、オーストラリアとはどんな国なのかをお伝えします。

国土としてのオーストラリア

国土としてのオーストラリア

オーストラリア大陸は、地球上で最も古く、そして最も平坦で乾燥した大陸です。その広大な大地は約7,692,000㎢と巨大であり、日本は約378,000㎢と、約20倍もの面積を誇っています。

多様な景観や、独自の生態系、そして豊饒な歴史を織りなしており、他の国とは一味違う自然が広がる国です。

乾燥と孤独が生んだ、地球最古の「生きた博物館」

先ほども少し触れましたが、オーストラリア大陸は、その大部分が乾燥地帯であり、「世界一乾燥した大陸」とも呼ばれています。

その乾燥した大地は、地球最古の歴史を刻んでおり、まるで「生きた博物館」のような、太古の地球の姿を現代に伝えていると言えます。

エアーズロック

大陸中央部には、広大なアウトバックと呼ばれる砂漠地帯が広がり、そこにはウルル(エアーズロック)をはじめとする、数々の奇岩や巨岩が点在しています。

これらの岩は、数億年という長い年月をかけて風雨にさらされ、現在の独特な形状を形成してきました。

また、西オーストラリア州のピナクルズ砂漠には、何千もの石灰岩の柱が林立する不思議な光景が広がっています。

ピナクルズ砂漠

これらの石灰岩の柱は、かつて海だった場所に形成され、その後、長い年月をかけて風化し、現在の姿となりました。

多文化社会が織りなす、活気あふれる都市と豊かな暮らし

シドニー、メルボルン、ブリスベン

オーストラリアは、約2700万人の人口を抱え、その多くはシドニーメルボルンブリスベンなどの都市部に集中しています。

これらの都市は、近代的な高層ビルが立ち並ぶ一方で、美しいビーチ公園歴史的な建造物など、多様な魅力を兼ね備えています。

また、オーストラリアは多文化主義を掲げ、世界各国から移民を受け入れています。そのため、都市部では、様々な文化が融合し、活気あふれる街並みが形成されています。

資源豊かな大地が支える、安定した経済と高い生活水準

資源豊かな大地が支える、安定した経済と高い生活水準

オーストラリアは、石炭、鉄鉱石、天然ガスなどの豊富な天然資源を有しており、これらの資源輸出は、国の経済を支える重要な役割を果たしています。また、農業も盛んであり、小麦、牛肉、羊毛などの輸出も盛んです。

豊かな資源と安定した経済は、高い生活水準を支えています。オーストラリアは、教育、医療、福祉などの社会保障制度が充実しており、「世界で最も暮らしやすい国ランキングの上位に常にランクインしています。

 

オーストラリアは、悠久の時が生んだ、地球最古の「生きた博物館」です。

乾燥した大地に刻まれた歴史、独自の生態系、多文化社会、そして豊かな暮らし。これらの要素が織りなす魅力は、世界中の人々を惹きつけ続けています。

次の項目では、中古車輸出の視点から見るオーストラリアでの動向を見ていきます。

中古車輸出としての動向

中古車輸出としての動向
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オーストラリアでの中古車市場は成長を続けており、パンデミック(新型コロナウィルス)の影響で海外旅行が出来なくなり、より良い車や一台所有の需要が増加しました。また新車の出荷待ちも重なり中古車市場は非常に活況を呈しています。

数値でみるとそれは明らかです。2021年には376.8億米ドル2024年には約699億米ドルに届き、2029年には1131億9千万米ドルに達すると予測されています。

この成長は以下の要因によって支えられています。

■オンライン販売の増加

高速インターネットの普及により、オンラインでの中古車販売が増加しています。

多くのディーラーがオンラインプレゼンスを強化しており、完全なオンライン取引を可能にするプラットフォームを構築し販売台数を伸ばしています。

■消費者の車両アップグレード傾向

オーストラリアの消費者は1-2年ごとに車両をアップグレードする傾向があり、これが中古車市場の成長を促進している要因の一つです。

オーストラリアで人気の中古車とは?

オーストラリアでは、SUVが最も人気のある車種ではありますが、消費者は平均年式が古く、走行距離の多い中古車を好む傾向があります

先ほど、国土面積が日本の約20倍あるオーストラリアは『世界一乾燥した大陸』とお伝えした通り、砂漠や荒野地帯が数多く存在しております。

そんな条件下で車は必須の移動手段であり、長時間・長距離を安全かつ故障なく安心して走行する耐久性に優れ信頼できる車が選ばれます

では実際に、オーストラリアではどのブランドが好まれているか、どんな車が人気なのかを見ていきます。

ブランドと人気中古車

オーストラリアへの中古車輸出では、トヨタホンダが市場リーダーであり、日産三菱なども人気です。

ランキングとしては以下のようになっています。

■「ハイエース」1位

※画像参照元:トヨタ自動車株式会社

1位は、トヨタの「ハイエース」です。大型のボディと荷室を持つ商用車で、オーストラリアに限らず全世界で人気があります。

■「フィット ハイブリッド」2位

※画像参照元:Honda

2位は、コンパクトなボディと優れた燃費性能が特徴のホンダ「フィット ハイブリッド」です。シンプルながら洗練されたスタイルで、老若男女誰にでも適合する万能車はオーストラリアでも人気が高いです。

■「カローラフィールダー ハイブリッド」3位

※画像参照元:トヨタ自動車株式会社

3位は、トヨタのカローラフィールダーです。乗用車の中でも荷室を広くし、比較的手ごろな価格で日本でも人気ですが、オーストラリアでも大変人気です。

 

オーストラリアでは日本ブランドの車が人気で、上記のランキングでも2つランクインしている通り、トヨタが大変人気です。他にもホンダや日産などの車がよく見られます。

なお、シドニーやメルボルンなどの街中では、日本のスポーツカーも大変人気で、中古車輸出としても盛んです。

ではその人気はどのような理由があるのかを見ていきます。

  1. 手頃な価格
    中古車は新車に比べて価格が手頃なため、消費者の需要が高まっています。COVID-19パンデミックの影響で、個人の交通手段への需要が高まり、中古車の人気が更に高まりました。
  2. 車両を入手できる可能性
    中古車市場では様々な年式や車種が入手可能であり、消費者のニーズに合った車両を選べることが人気の理由の一つです。
  3. 消費者の嗜好の変化
    環境意識の高まりから、新車よりも中古車を選ぶ消費者が増えています。また、オーストラリアでは1-2年ごとに車両をアップグレードする傾向もあり、中古車市場を活性化させています。
  4. デジタル化の進展
    オンラインでの中古車販売が増加し、リモートでの購入が可能になったことで、中古車市場が大きく成長しています。ソーシャルメディアも販売促進に一役買っており、日々取引されています。
  5. 金融サービスの多様化
    中古車向けの割賦(かっぷ)クレジット、つまり分割払いなど、様々な金融サービスが提供されるようになり、中古車の購入がより手軽になったのも一つの要因です。
  6. 品質保証の充実
    中古車販売店による車両の整備や認定中古車制度の普及により、中古車の品質に対する消費者の信頼が高まっているのも、中古車市場が促進されている一つです。

このように、価格面、利便性、デジタル化などの要因があり、中古車市場として成長をし続けていると言えます。

スムーズな手続き方法

スムーズな手続き方法

では、実際の手続きはどのように行うのかを見ていきます。

以下の手順が大まかなステップになっており、順番通りにご対応いただければスムーズに中古車輸出を行えるでしょう。

まずは、日本国内でのステップです。

日本国内での手続き

  1. 車両の購入
    自身で所有している車もしくは中古車オークション等で車両を購入します。輸出できる車種は限定されているため、事前に確認が必要です。
  2. 日本国内陸送費用
    最寄りの港に車を届ける必要があります。自身で搬入する場合は費用負担がありませんが、通常は陸送費用がかかります。
  3. 登録抹消→輸出抹消手続き
    国内で登録されている自動車は登録情報の抹消手続きが必要です。
  4. 輸入許可申請と輸入許可取得(輸入者が行う必要があります)
    ROVERのオンラインサイトで申請し、承認に通常2週間程度かかります。車両によっては1ヵ月以上掛かる場合もあります。
  5. 清掃・検査等
    オーストラリアの法律に合致するよう車内外の清掃、輸入者がライセンスをお持ちでなければエアコンガスの除去、年式によってアスベストのチェックが必要です。有料です。
  6. 輸出通関などシッピングサービスの利用
    出港により費用が異なります。
  7. 海上保険代
    車両評価額の1-2%程度で保険の加入は任意です。
  8. 海上運賃
    仕向け地、車種、車両サイズにより変わります。

オーストラリアでの手続き

  1. 輸入承認証明の提出
    車両が到着したら、事前に承認されている証明を提出します。
  2. 関税と消費税(GST)の支払い
    関税とGSTを支払います。
  3. 輸入通関
    輸入通関書類を現地税関に提出し受理される。通関料・シッピングサービス料等が掛かります。
  4. 検疫検査
    車両は検疫検査を受ける必要があります。日本で輸出前に認可された業者による洗浄と検査を受けている場合、検査が軽減されます。有料です。
  5. コンプライアンスセンター(輸入車検場)までの陸送代
    車両をコンプライアンスセンターまで運ぶ費用がかかります。
  6. コンプライアンス料
    車種により異なります。
  7. 車両登録手続き
    車両の登録手続きを行います。
  8. その他陸送代
    必要に応じて追加の陸送費用が発生します。
  9. 保険手配
    車両の保険を手配します。

オーストラリアでの関税と税金について

オーストラリアでの関税と税金について

日本からオーストラリアに中古車を輸入する際の手続きと税金については以下の通りです。

輸入消費税 (GST)

輸入車には10%の消費税 (GST) が課されます。

GSTは、車両のカスタムバリューに関税を加えた合計額に対して計算されます。

ラグジュアリーカー税 (LCT)

高級車の場合、ラグジュアリーカー税 (LCT) が適用されることがあります。

LCTは、特定の価格を超える車両に対して課される税金で、通常は33%です。

これらの手続き、かかる費用、税金などなど、順守することでスムーズにオーストラリアへ中古車を輸出することができます。

なお、手続きの他にも関税や消費税なども考える必要がありますので、上記は一般的に必要な項目であると覚えておくと良いでしょう。

まとめ

オーストラリアへの中古車輸出は複雑な手続きが伴います

上記でお伝えしたもの以外でも、必要な書類や手続き別途費用などが存在します。

適切な情報を把握することで、スムーズな手続きを行いオーストラリアへの中古車輸出を行うためには、専門家や中古車輸出の手続きなどを行っている会社に相談することをオススメいたします。

専門家に頼ることで、失敗を限りなく減らせるように適切なアドバイスを貰えたり、手続きのお手伝いが可能となります。

そこで、AUTOHUBのサービスが役立ちます。

AUTOHUBは、中古車輸出の全プロセスを包括的にサポートしております。輸出書類の作成、船積みの手配、海上保険(無料)の提供などを行っています。また、日本国内からの陸送手配や現地でのヤードでの検査、修理、通関業務もカバーしています。

特にニュージーランドオーストラリア向け多岐にわたるサービスを提供しており、現地での手厚いサポートも行っています。その他の国(72カ国以上)へも、自動車専用船やコンテナ船による輸送手配を行っており、包括的なサービスにより、安心してビジネスを進めることができます。

中古車輸出の魅力は、資源の有効利用と経済的なメリットにあります。中古車両を再利用することで、環境への負担を減らしつつ経済的な利益を得ることができます。また、新興市場では日本の中古車が重要な移動手段として社会に貢献していると言えます。

例えば、アフリカの多くの国々では、トヨタやホンダの中古車がタクシーや公共交通機関として広く利用されており、地域社会の経済活動を支えています。

AUTOHUBのような専門的なサポートを利用することで、中古車輸出は実現可能なビジネスになりえます。実際、巨大な船会社や通関業者と直接取引を行うことは、一握りの大手や老舗中古車輸出業者以外では困難です。

多様な市場に対応し、適切な手続きサポートを受けることで、日本の中古車輸出業者は新たなチャンスを掴むことができるでしょう。中古車輸出を検討している方は、ぜひAUTOHUBのサービスをご利用ください。安心・安全な輸出プロセスで、ビジネスの成功をサポートいたします。

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